カサゴやキジハタなどの根魚を狙うロックフィッシュゲーム。
やっとヒットしたと思っても油断できません。
根魚特有の『根に潜る(入る)』という行為によって、ヒットした魚をバラす(逃してしまう)可能性があるためです。
そこで今回は、『根に潜る(入る)』という行為の解説とその対処法について解説していきます!
『根に潜る(入る)』とは?
『根に潜る(入る)』とは、魚が岩の隙間に潜って出てこなくなることを言います。
そもそも『根(ね)』とは、海中の岩場の総称で、海藻のことではありません。
魚はエラブタを開いてしっかり岩にひっかけて張り付いていてしまうよ!
無理やり根から引き剥がそうとするのはNGだよ!
ロックフィッシュ(根魚)の習性が関係している
メバルやカサゴなどの根魚(ねざかな)は、文字通り根(岩礁)に居着く魚のことを指します。
とくに、カサゴやアコウなどは、波止・磯周り・沖の沈み岩・藻の周りなど、身を隠せる場所に潜んでいます。
根魚は別名「ロックフィッシュ」とも呼ばれているね!
ロックフィッシュのほとんどは夜行性です。
日中は隠れ家でじっとしてエサが流れてくるのを待っているロックフィッシュも、夜間はエサを求めてナワバリの中をエサを求めて動き回ります。
メバルなどの魚はエサを求めて海面近くまで遊泳しますが、カサゴやアコウなどはナワバリをもちあまり動き回りません。
エサが自分のナワバリの中に入るとしてきます。カサゴなどはエサをくわえると直ぐに根に潜ろうとします。
餌を食べたらすぐに巣へ戻る習性があるよ!
だからヒットした後は根に潜ろうとするんだね!
根に潜られた時の対処法
キジハタを狙う方の多くが経験済みではあると思いますが、ハタ系の根魚はヒット後に一瞬で根に潜ります。
ヒット後は少しでも根から引き剥がす必要がありますが、場合によっては間に合わないことも。
私自身も、今まで何回も根に潜られてきましたが、これから紹介する対処法を試していただくと、高い確率で根から出す(はがす)ことができます。
① しばらく待つ
意外かもしれませんが、根に潜られたらしばらく待つことで根に潜った魚が出てくる事があります。
案外これがいちばん効果的!
注意点があるから試す前に確認してね!
しかし、待つ時の注意点があります。それは、ラインを張りすぎず緩ませすぎない絶妙な状態で待つ事です。
- ラインが張っている
- (×)警戒して出てこない
- ラインが緩んでいる
- (△)魚また根に潜られる
- ラインを張りすぎず緩ませすぎない
- (○)警戒が解け根から出てきた事がわかる
ラインを張りすぎず緩ませすぎない絶妙な状態で待つ事で、根魚の警戒が解け、根から出てくる事があります。
② ロッドエンド(竿尻)を叩く
先ほど紹介した『しばらく待つ』を試してみて、それでも出てこない場合は、『ロッドエンドを叩いてみる』を試してください。
ロッドエンドを軽い力でトントンと数回叩きます。叩いた振動を根魚は嫌うので、動き出す可能性が高くなります。
叩く回数は個体差があります。
なかなか出てこない場合は叩く強さを強めてみてね!
何回か経験すると、力加減が分かってきます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、『根に潜る(入る)』という行為の解説とその対処法について解説してきました。
ロックフィッシュはヒット後すぐに根に潜る習性があります。
もし根に入られた場合は、次の対処法を試してみましょう。
- しばらく待つ
- ロッドエンドを叩く
上記を試しても、まったく魚が根から出てこない場合は、ラインを切るしかありません。
海洋ゴミを増やさないためにも、できるだけラインを切らない方向で回収したいものです。
ロックフィッシュがヒットしたらぜひキャッチできるよういろいろ試してみましょう!
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